エアフィルターを純正品→MAHLE製→中国仕様の純正品?に交換

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初代 BMW 2シリーズアクティブツアラー(F45 218i)エアフィルター(エアーエレメント)をセルフで交換してみました。

新車からの整備記録を確認すると、これまでは点検時にディーラーで清掃していただけなので、初年度登録から9年、総走行距離56,309kmで初の交換です。

いったん純正品の品番「1371 7619 267」からMAHLE(マーレ)製の品番「A4005(LX4060)」に替えたのですが、純正にはなかったスポンジ(わたのようなもの)が下についているのが気になり、後に中国仕様の品番「1371 8692 202」のおそらく純正品(スポンジなし)に替えました。

今回はエアフィルター交換の手順と、最終的に中国仕様の純正品?に至った経緯を紹介します。

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目次

エアフィルターの取り出し

エアフィルターは、ボンネットを開けたここに入っています。

丸印の3か所の場所にあるネジを、トルクス(ヘクスローブ)ドライバーサイズT25で緩めます。

ネジは最大に緩めても外れないのて安心です。

使った工具はアネックスの「ラチェットドライバー ミニスタ60」と「ショートビット T-25」で、これだけでは長さが足りずにフレキシブルシャフトも付けました。

上のカバーがこれくらいまで開くので、中のエアフィルターを上側に外して取り出します。

中にはゴミがたまっていたので、この機会に掃除もしました。

MAHLE  A4005(LX4060)を取り付け

まず買ったエアフィルターは、MAHLE(マーレ)品番「A4005(LX4060)」です。

印字を見ると中国製でした。

(一度付けてから外して写真を取ったので少し汚れています)

右が外した純正のフィルターで、左が新しいMAHLEのフィルターです。

外したフィルターは9年分の汚れで真っ黒でした。

ここで、純正のフィルターには下の部分にスポンジがないのに、MAHLEのフィルターにはスポンジがついていることに気づきます。

MAHLEのエアフィルターのスポンジは接着されていて外せません。

間違えたかも?と焦りますが、AmazonのMAHLEのフィルターの商品紹介を見ると適合車種に「BMW 2シリーズ F45 218i 型式 DBA-2A15」とあるので、まずは付けてみることにします。

取り付けは外した手順と逆にやっていけば、特に難しいことはありませんでした。

エアフィルターについているスポンジはあり?なし?

取り外した純正のエアフィルターは品番「1371 7619 267」で、MANN製です。

ここで、以前オフ会でお会いしたひややっこ。さんに助けを求めます。

ひややっこ。さんが調べてくれた情報では、基本的な仕様は「ガソリンエンジンの場合は吸気力重視のスポンジなし、ディーゼルエンジンの場合は集塵力重視のスポンジあり」となっているようです。

ならば私のアクティブツアラーはガソリンエンジンなのでスポンジなしの方がいいのでは、と思うところですが…。

パーツ検索サイトで調べると、品番「1371 7619 267」は2017年2月までで、後継は「1371 8513 944」になっています。

「1371 7619 267」生産も2018年2月で中止の様子。

品番「1371 8513 944」はひややっこ。さんの言う通り、初代アクティブツアラーではディーゼルエンジンのエアフィルターで、スポンジありのようです。

MANN社のサイトでも品番「1371 7619 267」にあたる「C 22 017」は廃番で、後継の「C 22 018」はスポンジ付きになっていて、適合情報にはBMWのF45 218i(ガソリンエンジン)もちゃんとあります。

また、わが車の2024年1月の車検の見積を見ると、交換を提案されたエアフィルターの品番後継でスポンジ付きの「1371 8513 944」になっていました。

正規ディーラーでも現在はガソリン車にスポンジありのエアフィルターを付けているなら、今回買ったMAHLEのスポンジありのエアフィルターでOKだとわかって、一安心です。

スポンジ付きエアフィルターは低速時のエンジンの回転が鈍い?

MAHLEのスポンジ付きのエアフィルターに交換して約半月、距離にして250kmほど走りました。

どうも前と比べて発進時のエンジンの回転が鈍く、吹き上がりが悪い気がします。

スピードが40kmほど出れば気にならなくなり、燃費も変わらないようなのですが…。

理屈で考えればスポンジがある分、空気を通す量は減るはずなので、特に低速ではスポンジのあるなしでエンジンの吹き上がりの差が大きいのではないでしょうか。

再度パーツ検索サイトでアクティブツアラーの新型(U06)を確認すると、ガソリンエンジンのエアフィルターはスポンジなしになっているようです。

そこで、F45のガソリンエンジンの中国仕様ではエアフィルターの品番が「1371 8692 202」なのが気になっていたのでいろいろググると、この品番はスポンジなしだと思えてきます。

人柱だと思い切って、AliExpressで品番「1371 8692 202」の純正らしきエアフィルターを買ってみました。

中国仕様のエアフィルター「1371 8692 202」

届いた品番「1371 8692 202」のエアフィルターの箱です。

ちゃんとしたラベルがあって封もしっかりしていて、コピー品とは思えません。

そして何と中のエアフィルターには、元々ついていた純正品と同じ品番「1371 7619 267」の印字がある!

私の車から外したフィルターと比べてみます。

まずは印字の部分。

(中国仕様)
(取り外した純正品)

内容はほぼ同じですが、位置や大きさが違う…。

上側の比較で、上が中国仕様です。

(中国仕様)
(取り外した純正品)

下側の比較で、こちらも上が中国仕様です。

(中国仕様)
(取り外した純正品)

写真で見る限り、いくつか違いはあります。

実はこの時点では元の純正のエアフィルターを捨ててしまっていて、写真しか残っていないのが残念。

しかし違法なコピー品を作るなら、わざわざ印字の位置まで変える必要はないはず。

これが中国での純正品なんだと判断することにします。

中国仕様のエアフィルターで走った感想とまとめ

さっそくこのエアフィルターを付けて走ると、MAHLEのスポンジ付きのエアフィルターに替える前の感覚に戻り、発進から低速時のエンジンの吹き上がりがよくなったと思います。

BMW 初代アクティブツアラー F45のガソリンエンジンモデルのエアフィルターについて、こんな感じにまとめました。

発売当時のスポンジなしの品番「1371 7619 267」から、スポンジ付きの品番「1371 8513 944」2017年2月頃に変わっている

社外品のスポンジ付きにしても特に問題はない

中国仕様の品番「1371 8692 202」にはスポンジはないらしい

吹き上がりや吸気力重視でスポンジなしとするか、集塵力重視でスポンジありとするか、お好みで

スポンジがあると吸気力は弱くなるはずなので、その分エンジンに負担はかかると思う一方、メリットはエンジン内をキレイに保てることなのでしょう。

私はスポンジなしのエアフィルターを8年以上も付けていたので、しばらくは中国仕様のエアフィルターで走ってみることにします。

品番「1371 7619 267」のスポンジなしのエアフィルターは、BMWではF45、F46のほかX1のF48、F49、MINIではF56、F55、F54、F60についていたようなので、参考になると幸いです。

しかし、なぜ中国では仕様が違うのでしょうか。

品番「1371 7619 267」のスポンジなしのエアフィルターから変わった2017年から2018年頃は、BMWでも排ガス不正問題がありました。

そこで、排ガス規制のゆるい中国でだけ品番「1371 8692 202」に名前を変え、スポンジなしのエアフィルターが生き残ったのかも、と憶測しています。

以上、BMW 初代 2シリーズアクティブツアラー(F45 218i)のエアフィルターを交換した情報でした。

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